ティナラク
ティナラクとは、フィリピン、ミンダナオ島に暮らす先住民族ティポリ族の伝統織物、自然の知恵がつまった「芭蕉布」です。
ティポリ族の女性たちによって織られるティナラクはアパカ(マニラ麻)の繊維を結び、糸玉を作り、草木染をし、腰機で織り、最後は貝でなめし艶を出します。仕上げまで約3カ月かかり、全工程をひとりで行う織物は現在、世界でもほとんど残っていないそうです。
サラリーマン時代、40年ほど前に勤めていた会社で輸入していたティナラク。
大量に仕入れたので毎年、倉庫で棚卸していた記憶があります。
最後は確か神戸ファッション美術館に売却したと記憶しています。
個人的に購入したティナラクを毎年夏になると出して、夏のエスニックなインテリアを演出しています。
バッグやペンケースなど小物の材料として販売していましたが、そのまま飾って使うのが良いですね!
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