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ミセス・ハリス、パリへ行く

以前のブログでは仕事と直接関係ない投稿も頻繁に書いていました。

中でも映画の事は、よく投稿していて観た映画の感想は必ず投稿していました。

参考にしてくれている読者の方もいて、投稿にも熱が入っていたもんです。


観た映画の記録は今ではフェイスブックやインスタグラムで行っているので、特に良かった作品のみ、このブログで投稿していこうと思っています。


で、さっそく


ミセス・ハリス、パリへ行く 2022年 英

「1950年代、第2次世界大戦後のロンドン。夫を戦争で亡くした家政婦ミセス・ハリスは、勤め先でディオールのドレスに出会う。その美しさに魅せられた彼女は、フランスへドレスを買いに行く・・・」

行動力のあるおばさんが行く先々で出会う人々を巻き込みながら奇跡を起こすと、よくあるパターンの作品だろうと、それほど期待せず観たのですが、素晴らしかった。

主人公のミセス・ハリスがとにかくチャーミング、芯の通った強さ、時折見せる弱さ、そしてやさしさ、すべての登場人物が良い人達ばかりで(ちょっと意地悪な人も少し出ているのですが、それもきっちり回収されます)、あまりにもうまくまとまり過ぎていると違和感を感じ無いのは脚本が秀逸だからでしょう。

ロンドンは暗く湿っぽい、パリはゴミ業者のストで汚い、けれど当時のロンドンとパリの様子がうかがえるし、オートクチュールの裏側も興味深く観ることが出来ます。

素敵な作品でした!


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