季の詞歳時記「春風」

俳句に素人の僕が母の作った俳句の中から好きなものを選んでこのブログで紹介しています。

大地ふる吉野の春風全身に

僕は吉野出身でありながら吉野山の桜を見たことがありません。

そういう事ってよくあるんだと思いますが、今年こそ見てみよう一目千本と、実は去年から高校の同級生たちと13日に吉野山へ行く計画をしていました。

去年は4月9日に奈良公園～東大寺で花見を兼ねたミニ同窓会をして、ちょうど良い具合だったので、吉野山ならば中頃が良いだろうとの計画だったのですが、まさかこんなに早く散ってしまうとは・・・

色々と情報を集めると13日には奥千本も既に葉桜になっているだろうとの事で急遽予定を変更、僕の地元・東吉野にある高見の郷で花見をすることにしました。

高見の郷は、このあたりの山を保有している奈良県桜井市の実業家の方が不振の林業に代わり人に長く喜んでもらえるものを作ろうと20年近くかけて整備され今も維持と拡張されているところ、吉野山の一目千本に対してこちらは触れて千本と、低く触れる一面の枝垂れ桜、ちょうど散り始めのタイミングで楽しむことが出来ました。