季の詞歳時記「花の道」
毎週日曜日のブログは、俳句に素人の僕が母の作った俳句の中から好きなものを選んでこのブログで紹介しています。
此処はもう在所の果てよ花の道
もう何度も投稿している母の好きな季語「花の道」
今日のブログでは、この季語よりも「在所」という言葉の事をちょっと書きます。
辞書によると「在所」とはありか、すみか、郷里であるいなか、国元 とあります。
吉野の実家を出てから、まったく使わなくなった「在所」という言葉、都会ではどこに行っても家があり人が暮らしていますが、山村では集落が点在し、自然だけのところに人が住んでいる「在所」があり、村の奥や隣村との境界などは、まさに在所の果て。
子どもの頃は、自転車で村の隅から隅まで探検し、在所の果てを目指したものです。
施設の方に引率されて在所の果てまで桜を見に行った母の昨年の俳句です。
山のあちこちにピンクの山桜が見えていたことでしょう。
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