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季の詞歳時記「鹿」

毎週日曜日のブログは、俳句に素人の僕が母の作った俳句の中から好きなものを選んでこのブログで紹介しています。


鹿の声して深吉野の暮早し


先日、奈良公園で発情期を迎えた牡鹿の角切のニュースがありました。

秋の鹿が、妻を求めて鳴く声は哀愁を帯びて秋の季語になったようです。

湖西のこのあたりでは、今の時期、朝夕問わず鹿の鳴き声が聞こえてきます。

故郷吉野はなおさらでしょう。

そして山村の日は短く一気に冬に向かっていきます。

百人一首にも「奥山にもみじ踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき」という和歌がありましたが、あと紅葉と鹿で思い浮かべるのは花札でしょうか。



この商品は高蒔絵香合「紅葉と鹿」

艶有り、艶消しの金二種と螺鈿風ホログラムシート貼り合わせで表現しています。

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