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小三治の落語

若い頃は見向きもしなかった落語にはまって、かれこれ10年ほどででしょうか。

きっかけは、たまたま誘われて行った立川志の輔師匠の落語会

創作落語の「バールのようなもの」で大笑いさせられ、古典の「蜆売り」で泣かされた。

舞台のたったひとりの話術で泣かされるのかと驚いたこと今でも忘れません。


今年も1月に、その志の輔師匠の落語会含め2回、2月も2回、今月は1回と順調に落語会に通っていますが、過去に行かなかった落語会で、いまだに悔やんでいることがあります。

一度、生の高座で聴いてみたいと願っていた人間国宝・柳家小三治師匠の落語、2021年春に京都ロームシアターで行われるはずだった柳家小三治・三三親子落語会、苦労してチケットを取ったのですが、コロナで延期となり、確かその年の夏に開催されました。

大事な仕事と重なり泣く泣くチケットは払い戻すことにしたのですが、その二か月後小三治師匠の訃報。本当に悔やんでも悔やみきれません。


AIがその人の好みを分析し、色々なものを勧めてくるネット広告、僕には落語関連の書籍もよく勧めらてきます。。

以前、AIが「お前、この本どう」と、何度も何度も繰り返しすすめてきた「小三治の落語」

これって衝動買いになるのか、いやネット広告出てくる度にどうしょうか考えて買ったので衝動買いではないな。

著者・広瀬さんの落語論評は信頼してるし、近代落語の系譜、小三治落語の演目解説、インタビューも収録、読み応えありました。

もしかして。AIは僕が小三治師匠の落語会に行きそびれた事も知っているのか・・・

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