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2月に観た映画

昔、旧ウイルビー株式会社のブログで、毎月最終日に、その月に観た映画を投稿していました。

このブログでも、そのようにやってみようかと思っています。


今年に入ってから観たい映画と上映のタイミングが合わず、このところご無沙汰している映画館

今月、映画館で観たのは「バビロン」と「逆転のトライアングル」の2本のみ


「バビロン」は、ちょっと好きになれないデイミアン・チャゼル監督作品、「セッション」「ラ・ラ・ランド」に続いて3度目の、3回目の正直と、ちょっと期待して観たけど、やっぱりこの人の作品どれも僕にはダメだったと、あらためて認識できた長い長い作品3時間強。


「逆転のトライアングル」は、アカデミーノミネート作品、おまけにパルム・ドール受賞作、さらにこのリューベン・オストルンド監督は前作もパルム・ドールを取っているし、前々作の「フレンチアルプスで起こったこと」も気になりながら見逃していた作品。

と言う事で、初めてのオストルンド作品。

うーん、これがノミネート作品か・・・?

三部構成なんですが、軽快なオープニングから始まるも、気まずい会話だけの一部、豪華客船でのカオスの二部、ヒエラルキー逆転の三部、このブラックユーモアは笑えるのか・・・?

全編しょうもないクソ映画と言いながら何故か惹かれる毒のような作品。

帰宅後、すぐにアマプラでチェック、前作と前々作を鑑賞。

この監督のセンス、大好きになりました。


自宅でリモコンひとつで鑑賞できるアマゾンプライムやディズニープラスは本当にありがたい。

今月はアマゾンプライムで5本鑑賞


頭は羊で体は人間、シュールな北欧ホラー「ラム


連続少女殺人事件をめぐり

過去にミスをして現場から離れているベテラン刑事

事件の陣頭指揮をとる若く能力のある刑事

容疑者かと思わせるが実はただの事件マニアの異常者

この三人を中心にストーリーが展開

事件はまったく解決せず、新たに赴任してきた捜査責任者が犯人像を告げて終わるという変わった展開のクライムサスペンス「リトル・シングス」

タイトルに込められたのは、捜査ミスや不正、そんなことどれも小さな事、気にするなと、刑事は正義ではない事を自らに言い聞かせるということ。


2020年の秋に公開され話題になっていた「佐々木、イン、マイマイン」

役者めざして上京するも目が出ず、別れた彼女とも区切をつけられず、ダラダラと一緒に暮らしながら、くすぶり、あがき、悶々とした毎日。

高校時代の友人との再会をきっかけに思い出す同級生佐々木の事。クラスメートの佐々木コールで、いつでも全裸になる突拍子もない男。

自分に役者になれとすすめてくれた佐々木。

「出来るからやるんじゃなくて、出来ないからやるんだろ、お前は堂々としてろ」と言ってくれた佐々木。

いつもたまり場にしていた散らかり放題の佐々木の家。

何かあると皆で行ったバッティングセンター。

5年前に再会したときパチプロになってた佐々木。

カラオケボックスで「プカプカ」を歌ってた女の子に声をかけた佐々木。

佐々木との別れの日、友達の赤ん坊を抱きながらこみ上げた涙。

人生の次のステップへ、テネシー・ウイリアムズの戯曲「ロング・グッドバイ」の舞台に上がる時の緊張感。

そんな現在と佐々木と再会した5年前、10年前のハチャメチャでほろ苦い高校時代が行きつ戻りつ交錯しながら、淡々とした前半から後半は一気に疾走してクライマックスへ。

好き嫌いがあると思うのでおすすめはしませんが、僕はこんな青春映画好きです。


リューベン・オストルンド監督2本「フレンチアルプスで起きたこと」と「ザ・スクエア思いやりの聖域」

すっかりこの監督のとりこです。


以上、映画館で2本、自宅で5本


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